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冬ってどうしてこんなに食べ物が美味しいんでしょうねぇ。
モロに身体にかえってくるのに、やめられないとまらない。意志薄弱なわたす。
いい加減なんとかせなー、と思って初めて気が付いたこと。

我が家に、体重計など存在しない!

・・・給料入ったらかわねば。現実と向き合うんだ!



さてさて、読書スピード亀以下な私が、読み終わった本の感想なぞつらつらと。


運命峠」 柴田錬三郎・著


秀吉本人は一切出ていませんが、豊臣家の遺児、さらに将軍暗殺を企てる福島家の残党が関わっているらしいというだけで衝動買いした本です。

福島家の残党の筆頭が、福島丹波!
正則家臣ズの中では彼がダントツで大好きです!

福島家が広島城無断修築を咎められて広島城を明け渡さないといけなくなった時に、幕府の上使に対して「この城は主君の左衛門大夫(正則)より預けられた城でござる。例え将軍が来られても主君の命令が無ければ渡せない。」と堂々と突っぱね、上使が改めて正則の書状を持ってくると納得して渡した、とか。
これが後世への語り草となって、大石内蔵助の播磨赤穂城明け渡しの手本になった、とも言われているんですよっ!
その後、浪人になった福島丹波は尾張徳川家、紀州徳川家、加賀前田家から数万石の厚遇で誘われたのにも関わらず、「二君に仕えず」と断って、京都の東山に閉居してしまうのです!きゃーきゃー!

この小説では、こんっなにも正則を慕っていた彼が、正則が幕府から新たに与えられた土地についていかず、どの大名家にも仕えなかったのは、主君である正則を改易せしめた将軍家光を討つため、という嬉しい展開。
諸国に散らばった豊臣方の浪人たちを集め、決起するんですよ!カッコイイ!



一方、この小説のメインである、己の出生の秘密を知らない孤高の剣士・秋月六郎太と豊臣秀頼の遺児・秀也。
彼らを取り巻く人の不思議な運命の糸が絡み合っていく様は、本当に手に汗握ります。
そこでそう繋がってくるんだっていう興奮が次から次へと!

最後は、電車の中だということも忘れて思わず涙ぐんでしまいました。
文句なしの名作です。
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